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2009年09月

懐かし過ぎる。

 ひょっこりと、中学時代に書いた『悠久』の原型が出てきました。コピー本にして、友人の本との折半で自費出版したものです。
 懐かしいー! と感激して読み進めると、あら吃驚。

 今より小説としての完成度が高かった。
 
 自分で言っちゃうのもオカシイですが、当時の自分何者、と思いました。今が酷過ぎる所為かもしれませんが(自覚はある)、ある程度目の肥えた私でもおおっと思えてしまう描写力でした。そういえば当時、ネット上で数人の大人から描写力をえらく誉められた記憶があります。中学の友人にもかなり好評でした。今は勿論あの頃ほど誉められません、何処ででも。。。(T▽T)+
 ずっと縦書きで書いていたのが良かったのでしょう。あとは救いのない話が得意だったのと、今より感受性が豊かだったからでしょうね。あの頃が短い人生の中で一番苦しんだ時期だったので。
 昔の自分に刺激を受けるというのも変ですが、今は救われなかった登場人物たちに次をあげる為に『悠久』を書いているのだから、あの頃の腫れ物みたいな感性はそっと胸にしまっておこうと思います。でも思い出してしまったからには影響はされそうです。実際、迷いに迷っているとあるキャラの行く末を決定させてしまいそうになっています。
 自分でも忘れていた設定とかもいくつか出てきましたから、今の作品に生かせたらいいなーなんて思います。
 
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